衛生研に情報開示請求の手続きに行きました!

 昨年以来、府中基地跡地に移転計画がある国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)については、何度かご報告してきました。
「バイオ施設」という市民としては未知の施設の安全性を、どのように確認すればいいのかについて、11月の学習会で講師の川本さんから「情報開示請求でどの程度のことが分かるか、確認してみては」と助言をもらっていましたが、やっと先日衛生研に情報開示の手続きに出向きました。

 世田谷区用賀にある衛生研の周辺は、時代の変遷で今ではマンションなども立ち並ぶ住宅地域ですが、これといった住民の反対運動もなく存在し続けています。この状況が、衛生研側からすると「今は何の問題もないのになぜ府中市民は?」と思うのかもしれませんが、自分たちの住む前からある施設には、あまり関心が行かないのか、あるいは、そこがどのような施設なのかを知るための詳しい情報が、常に市民が見られる状況にあるわけではありません。

 実は、この情報開示請求手続きも1度では済みませんでした。私たちが「こんな内容の情報が欲しい」というものを、後日、担当者が正式文書名ではこれになる、というように「翻訳」して連絡をくれ、改めて正式文書名で開示請求する必要がありました。後日、改めて26に渡る文書の開示請求に出向き、その日から30日以内に、衛生研は情報を開示しなければいけないことになっています。

 今後、出てきた文書を読み解く必要がありますが、私たちの知識では太刀打ちできそうもないので、専門的知識を持つ「市民」の力が必要になります。衛生研問題も新たな組み立てが必要になりそうです。

ところで、3月の鎌倉市議会には「遺伝子組み換え施設等の安全確保に関する条例」がネット提案で出されるはずです。注目してください。