「戦いすんで・・・」

7月のホームページ更新がすっかり遅くなってしまいました。
言い訳のようですが、6月議会が終わると同時に八王子の都議選応援に連日行き、その後の諸々があり、今日になってしまいました。
生活者ネットワークは都内で10名の候補者を立てましたが、当選は3人と6から3へと議席を減らしてしまいました。その結果分析と今後に向けては、東京ネット全体でこれから十分に話し合われるのですが、少しホットな気分のうちに、八王子の選挙で感じたことを書きます。

今回の選挙についてマスコミは国政の2大政党制への前哨戦と報道していました。
ですから、政党候補の応援にきた国会議員も自分の選挙のことを考えて、政党への支持を1票でも増やそうと郵政民営化、サラリーマンへの増税を話題にし、なんだか国会議員選挙のようでした。
そんな中、ネットは「都議会はあくまでも地方議会であり、国会のような政党政治ではなく、地域の多様な市民が出て、十分に議論できる場でなくてはいけない。そのためには地域に根ざしたローカルパーティとしてのネットの存在は重要だ」と訴えましたが大きな声にかき消されてしまいました。

今、地方分権の時代だとか、市民自治が進むべきという声をききます。
それが実現するためには、多様な市民代表が地域の市民と一緒に動く中で見えてきた問題を、議会に持ち出し、議論し、解決への合意をつくる場、としての議会が存在しないといけないはずです。
その意味で、落下傘候補者政党のネームバリューで選ばれていく選挙に、市民が自分たちの自治権を自ら放棄してしまったような気がしました。

あわせて、ネット自身が地域政党としてやってきた自分たちの意味を、もう一度問い直す必要があるとも思っています。今回の都議選にかかわった多くのネット会員からもれた言葉は、自戒を込めて「やっぱり日常的に地域を歩かないとだめだね」というものでした。

そんな訳で、私も支持拡大活動を始めました。
今、武蔵台方面を歩いています。いろんな意見をお聞かせください。