6月議会の一般質問から

5月はついにホームページを更新することができず失礼しました。

6月は6日から本会議が始まり、私の一般質問は8日でした。
今回は「認知症」を取り上げました。
昨年の12月、厚生労働省はこれまでの「痴呆」という言い方が誤解をまねくものであることから「認知症」と改めました。そんな折、岩波新書の「認知症とは何か」(小澤勲著)を読んだのが、質問のきっかけです。
精神科の医師である著者は、医学的にみた「認知症」と物忘れとの違いを解説し、更に現象としてあらわれる症状も、中核症状と周辺症状があり、周辺症状については周辺環境や対応によって症状が軽くなると解説しています。
これまで痴呆になると徘徊やもの隠しは当然あるものと言われていましたが、物忘れや時間がわからないなどの中核症状によって起こる「分からない」ことによる「不安感」がそうさせるのであって、その不安感を和らげることで徘徊などの周辺症状はかなり少なくなる、とかかれています。
私たちは、正しい情報をもたないことで、誤解による間違った判断をしてしまう事があります。認知症グループホームの計画が、地域住民の認知症への正しい理解がないために中止になったということも聞きます。
来年度の介護保険制度改正の中では、認知症高齢者へのサービスが重点課題としてあげられていますが、制度を有効に働かせる為には、地域社会の認識もかえていかなければいけないのでしょう。
今回、質問を作るにあたって、色々な方の話を聴きながら、誰でも歳を取り少しずつ衰えていくのだな、それを自覚することも必要だな、と思いました。
「弱さ」を認め合える、支えあえる関係性を作っていきたいものです。
府中市も今年は「認知症」の啓発に務めるそうです。皆さんも関係ない、なんて思わずにちょっと関心を寄せてください。