「忙しい」と言わないようにと思いながら、ついつい「忙しい、忙しい」の毎日です。
昨日(27日月曜日)は朝の道路が大渋滞でした。年度末も近いせいでしょうか。
昨日の厚生経済委員会には平成18年度介護保険特別会計予算案が出されていましたが、
4月からはいよいよ「新予防給付」を含む改正介護保険制度がスタートします。
12月の一般質問でもとりあげましたが、現在の介護度で要支援のすべてと介護度1の7割近くが「新予防給付」サービスに移行します。「新予防給付」のサービス内容決定は、これまでの「介護給付」とは違い、市が直営で行う「地域包括支援センター」で決定します。
サービス内容も「介護」から「予防」へと、自立した状態を保たせることに重点が置かれます。現在サービスを受けている方は、これまでと同じような在宅での生活が送れるか、不安でいっぱいのはずです。
(ただし、次の認定審査の後からですから、すぐに変わる人もいれば1年先の人もいます。)
そんな状況を把握するため、生活クラブ運動グループ(生活クラブやネット、助け合いワーカーズなど)では「新予防給付」導入後の高齢者の皆さんへの聞き取り調査を、これから3年間にわたって行います。
先日、そのメンバーが集まって、調査前のブレーンストーミング(感じたことをすきに出し合う)をしました。
そのとき話題提供で参加して下さったのが、三菱総研の藤井さんで、今回の介護保険制度改正に係わる国側の資料作りやプラン作りに係わった人です。
藤井さんは「今回の報酬単価の改正も、これまで良心的に一生懸命やってきた事業者にはさほど影響がないはず、これで悪質な業者は淘汰されるはず」と国の制度改正の意図をそのように言っていましたが、参加していたワーカーズメンバーなどからは、状況が予想できないなど、厳しい意見も出ていました。
それにしても、まったく立場が異なるメンバーが情報を提供しあい、話し合うのは刺激的でもあり、次回は藤井さんの提案で、夜の時間帯にお酒を飲みながら行うことになりました。
また、藤井さんは「今ある制度の延長上でだけものを考えていては問題は解決しない、全く違うものを考えたほうがいいこともある、」と「千円札は拾うな」というビジネス本を紹介してくれました。この本については次回紹介します。次回のブレーンストーミングの様子も乞うご期待!