常任委員会と委員会協議会について

3月議会が始まりますが

*2月7日から3月議会に先立っての委員協議会が始まります。
府中市議会は4つの常任委員会(総務・文教経済・厚生・建設環境)を設置されているのはご存知ですか?それぞれ7〜8名で構成されています。(ちなみに私は今年度は建設環境委員会です)視察などで他市に行くと、委員会の名称もそれぞれで、何かその市の状況が垣間見られる気がします。
ところで、議会での議論の方法ですが、議会の議決が必要な案件は、各常任委員会に振り分けられ、それぞれの委員会に議論を委任されます。その後、本会議で委員長より委員会の議論内容と議決結果が報告され、それに基づき全員での議決が行われます。その意味でも常任委員会での議論はとても重要です。
委員協議会とはその常任委員会に先立ち開かれ、議決が必要な議案の事前説明と、行政判断ですすめる案件の報告が行われます。報告だけのものは、質問のチャンスは委員協議会でしかありません。協議会の5日ほど前に案件名だけは送られてくるのですが、「こんなに重要なことが報告だけなの?」ということもあります。昨年の大きな話題といえば「市民会館と中央図書館の複合施設建設計画」をPFI手法で進めるということがありましたが、このことも報告案件として委員協議会には出されただけですし、またなにをポイントとして議論をすればいいのか分かりづらいものでした。議論を活発にするための担当部からの情報の提供は、議会運営の上でとても重要だと思います。
委員協議会は傍聴できませんが、常任委員会は傍聴できます。是非傍聴にいらして下さい。

*議会の準議といえば、一般質問も毎回何を扱おうかと悩むところです。
今回はちょっと大きく「持続可能な社会をめざして(二酸化炭素の削減・新エネルギー・ごみ減量)」について行おうと準備をしています。
今年になってからの新聞を改めてながめてみると、地球温暖化についての記事が目に付きます。というのは1997年の京都会議は地球温暖化対策を世界規模で取り組むために二酸化炭素削減をめざす京都議定書提を採択し、日本もおくれながらも2002年に批准しました。その京都議定書が2月16日にいよいよ発効となります。
目標とする1990年の二酸化炭素排出量の6%減は、政府の担当省庁によってもとらえ方がばらばらです。でも、もう待ってはいられない、確実に未来が消えていく!なんとかしなくては、というのが市民の気持ちです。
市として何ができるのか、市民も行政も民間企業が総力をあげて考えるしかありません。
先日、外語大の公開講座で憲法の学習会がありましたが、9条条文にある「日本国民」には未来の日本国民も含まれる、その生存の権利を今の私たちが勝手にうばってはいけない、という堀尾輝久さんの言葉が耳に残っています。環境についても同じことがいえます。
ご意見があれば、是非お寄せください。