2005年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ生活者ネットワークとこのホームページを宜しくお願いいたします。
皆さんはどのような新年を迎えられましたか。
お正月とは不思議なものです。
年末には今年やり残した沢山のことにくよくよし、せめて掃除位はと31日の夜まで雑巾をかけながら、別にいつもと同じように明日がくるだけなのに、自分は何を焦っているのだろうと思うのです。
でも、年が明けて1日、何か違う自分になれそうな晴れ晴れとした気になれるのは私だけでしょうか。これぞ人間の持つ「再生力」でしょう。
けれども、この新年を一緒には迎えられない肉親の方を思いつつ、つらい気持ちで迎えられた方も多かったはずです。
今年は戦後60年、また阪神淡路大震災から10年、「忘れない力」も大切にしたいと思います。

年末年始の休みに、積み溜めた資料や本を読もうと思ったのですが、手にしたのは市政とはあまり関係のない本でした。
「がんばれ!仏教」(上田紀行著 NHKブックス)という本です。
本の帯に「あきらめないで期待しよう。身近なお寺が変わることであなたのかけがえのなさも蘇る。」とあります。
この本を手にしたのは別に信仰心からではなく、単純に地域にあるお寺という空間がもったいない、なにか活用方法はないかと思っていたからです。
しかし、読んでよかったと思いました。それは仏教の現在のあり方に悩みつつ未来への可能性を模索する内容は、おこがましくも私達生活者ネットワークの悩みにも通じるものがありました。
ここで紹介されている6人の僧の方は今の「静止している宗教の理想や原理」「言葉の仏教」に限界を感じ、もっとエネルギーや躍動を人に与えられる仏教をと地域での様々なイベント活動を行い、そこで出会う人たちの中での「縁起」を大切にしていく、多くに人がかかえている不安や孤独感に向かい合っていく、それが仏教の「現代性」だというのです。上手く書けませんから是非関心のある方は読んでください。
他にも情報公開の大切さ、「説く仏教」から「聴く仏教」へなどうーんとうなるような内容です。
この本を今年の初めによんだのも何かの「縁」かもしれません。
この一年、生活者ネットワークも情報の公開に務め、「聴くネット」であり、また人が集う事のできる「イベント」を行っていきたいと思います。
皆さんにいっしょにやって楽しいと思い、思われるネットワーク活動をめざします。どうぞ宜しくお願いします。
その第一弾として
「ユニバーサルデザインってなあに」という学習会を開きます。
1月14日(金)18:30よりグリーンプラザ5Fです。
新しい人とひとの出会いを作り出したいと思っています。