8月中旬からスタートした9月議会が27日に終わりました。
後半は2003年度の決算審議でした。
決算は予算と違ってすでに使ってしまった結果でもあるので、議会の意見で金額が変わってくるわけではありませんが(予算も結果的には同じようなものですが…)税金を使って事業を行った事での効果とか、残された課題、そこから次年度への要望を導き出していく、という意味合いがあります。
市の事業数も700以上あるので、質問も多岐に渡りますが、質問する議員によって気になるところがいろいろで、勉強にもなります。特に全体的な財政フレームや今後の財政状況の推測などは、自治体の決算形態(単年度決算)では分かりづらく、他の議員の質問で公債(借金)の額など、今後の財政の課題を気づかされることもあります。ちなみに府中市はこれまでの競艇事業のおかげ?で下水道などの基盤整備による借金が周辺の市に比べると少なく、基金も約400億円と安定しているようではあります。
しかし、その競争事業も財源として期待しづらくなり、開催日を増やすなどの事業努力も限界ではないかという気がします。競争事業を行ってきた自治体の中には、撤退するところも出てきています。公営ギャンブルも大きな曲がり角なのでしょうか。
また基盤整備といえば、府中市内では都道整備も進められています。私の家の近くでも都道3・8・3(府中所沢線)の工事がおこなわれています。道幅16メートルと完全に地域を分断することになります。
今回の決算審議でも、現在平成18年度から10年間の新たな都市計画道路の検討に入っている事もあり、何人かの議員から質問が出されていました。現在ある道路計画は平成17年度までに完成を目指すものですが、全く用地の手当てもされていないところもあり、次期計画にむけて、見直しが行われるようです。市民には道路工事が始まって初めてそんな計画があったんだ、と分かることもあります。地域生活に深く関わることでありながら、情報が得にくいのが道路計画でもあります。ネットでも今後の都市計画道路の審議に注目し、情報も出していくつもりです。現在の計画については、市役所の都市建設部で確認することができます。
決算の認定についてネットとしては、市長が市民との協働を声高にいいながら、その仕組み作りにはあまりにも消極的であり、地方自治のあり方への逆行ではないかとして
反対しました。
11月始めには地域での集まりを予定しています。是非ご参加ください。日程が決まり次第ネットのホームページでお知らせします。