議会活動も8ヶ月が過ぎ、議会の流れにも少しずつ慣れてきました。昨年行った3回の一般質問では、都市農業・地域福祉・生ごみの問題を取り上げました。特に12月議会で取り上げた「グループホーム」については、今年度の中心課題となりそうです。
昨年末、矢崎町にある知的障害者のグループホーム「チロリン村」を見学させていただきました。ここは元施設職員を中心としたNPO法人「むさしの福祉会」が昨年4月に開設したもので、競売にかけられていた建設会社の寮を転用したグループホームです。現在7名の住人がここから作業所あるいは一般就労先へ通っています。案内して下さった冥加さんは、都の知的障害者施設に長く関わってきた方で「施設の生活にはやはり限界がある、特に東京都は長く知的障害者を地方の施設に追いやってきた。これからは、地域の中に彼らの居場所を作っていかなければ」との思いで現在グループホーム作りに取り組んでいます。
施設長の三上さんは「地域で暮らすためには作業所・就労の場が必要」と話していました。
府中市も昨年福祉計画を作りましたが、その中心テーマとなっている「地域福祉」を進めるには、まず住民の共助による新たな「地域福祉」概念作りが必要かもしれません。
地域の中にいろんな人がいて当たり前、それぞれの人が地域で住みつづけるためには何が必要なのか、そのために制度も生かさないと、制度のための制度に陥ります。
今年は「グループホーム」についての学習会、見学会も企画したいと考えています。
情報、ご意見をお寄せください。