いよいよ3月議会が始まります。

17日締め切りぎりぎりに、一般質問の通告文(質問主旨と1回目の質問を通告する)を提出しました。提出順に発言となるので23番でした。質問は「指定管理者制度」についてです。
昨年6月の地方自治法の改正ででてきたものですが、「公の施設」の管理について民間の参入を緩和するにあたり、その管理運営契約をしっかりとしていくための制度です。
今はやりのPFI事業(公共施設の設計や建設、その後の管理運営を民間の資金やノウハウを活用する手法)の推進にむけての動きだったようです。
府中でも中央図書館とルミエール府中の複合施設としての建て替え計画で、PFI導入可能性調査の公募が行われ、1月初旬に日本経済研究所との委託契約を済ませています。
今回の質問では、これから大きく動き出すことが予測される、「公の施設」の民間委託の問題を「指定管理者制度」を考える中で質問したいと思っています。
ただ、新しい制度であるだけに情報が少なく、担当の総務部長も「難しい質問で…」と言っていました。参考までに通告文を載せます。何か情報をお持ちの方は是非お知らせください。

「指定管理者制度」について
 2003年6月の地方自治法の一部改正、9月施行により、これまで公共団体や出資法人等に限られていた「公の施設」の管理運営委託が、地方自治体が指定する「指定管理者」に「管理代行」を委任することができるようになりました。
この改正の大きな変更点は、「指定管理者」の範囲が、法人その他の団体とされ、民間事業者やNPO法人の参入が可能になったこと、またこれまで管理権限はあくまでも地方自治体にあった「管理委託」から、管理権限も含め委任する「管理代行」になったことです。
自治体は「指定管理者制度」の実施にあたり、指定の手続、管理の基準、業務の具体的範囲などを条例で定めることが必要となり、指定についても議会の議決が必要となります。
また、自治体がすでに出資法人などに管理委託している施設については、この法施行から3年以内に条例を改正することが求められていますし、条例制定のあり方も、施設ごとの個別の条例制定と、一括制定の方法があるとされています。
また、他市においては、この制度の導入をきっかけに、市民の共有財産である「公共施設」の外部委託に対するガイドライン作りに取り組むところも出ています。
市の「指定管理者制度」についての考えをお聞きします。
1.府中市の「指定管理者制度」への対応について
①現在管理委託している施設について、条例改正の時期、担当、管理基準と委託料、利用料金の扱いについてなど、どのように対応するのですか。
②現在直営の施設、また新たな施設開設での委託予定はありますか。またその場合の基本的な手続について(公募の方法・選定の方法など)具体的に説明ください。
③指定管理者が扱う個人情報の保護についての課題はなんですか。その対策はどのように進めますか。
2.「公共施設」の外部委託に対するガイドライン作りについて
①公共施設の管理運営については、個々の施設ごとの、NPOも含めた民間への「管理委任」の適切性など、広く市民意見を聞く必要があります。検討会や調査活動を行う考えはありますか。
②ガイドラインは「指定管理者制度」導入に際して、是非作るべきと考えますが、今後どのようにすすめるのですか。

HPの更新がなかなかできなく、せっかく開いてくださった皆様に不快な想いをさせてしまいました。申し訳ありませんでした。
是非、議会傍聴にお出かけください。(一般質問は2月25(水)夕方になります。)