6月議会のテーマは臨時雇用について

 6月12日から27日まで6月議会が行なわれました。一般質問でのテーマはいつも悩むところですが、今回はネットに寄せられた市民の方のお話を膨らませてのテーマになりました。
その方は府中市で臨時職員をしていて、色々疑問に思うことを話してくださいました。
その後、市の職員課にも問い合わせて、臨時職員の位置づけと現実とのギャップなど色々問題も見えてきました。
職員課の話によると、「臨時職員の雇用は地方公務員法の22条に基づいていて、市の業務繁忙期に臨時で仕事に携わってもらっている。2ヶ月雇用で6ヶ月までは継続できるがそこでいったん雇用契約は切り、間をおいて新たに仕事と本人の希望があれば新規に雇用関係を結んでいる」とのこと。「地方公務員法が実情に合わなくなっているんですよね」と職員課でも言っていましたが、現実には臨時的業務とは思えない業務を臨時職員がやっている実態がありそうです。
それだけ役割も大きくなりながら、臨時的雇用ということでは時間給もけして多くはなく、社会保障もありません。またそのほとんどが女性でもあります。今民間ではパート労働法の遵守が求められる中、法律の枠が違うから、というのは釈然としません。
今後、行財政改革推進法の施行に伴い、ますます行政のスリム化が言われていますが、職員の単純な削減は市民サービスへの低下を招きかねません。改めて市のやるべき仕事、公共の役割とな何かを確認し、またそれを誰がやるべきなのかを雇用形態の多様化も含め検討すべきでしょう。
もう1つは新しい中央図書館の運営体制について、です。
中央図書館もちょっと変なことになっています。12月議会で決めた事業経費内訳を変更する議案が出る予定です。毎年の図書購入費から500万円削ってモニュメントなどを作りたいそうです。何考えているんだろうと思います。